CADオペレーターとは、どんな仕事なのか??

求人情報誌で事務職を探していると、「CADオペレーター」という仕事をよく見かけますよね。
しかも、ただの事務職よりもちょっと給料が良かったり。。。

CADオペレーターとは、どういう仕事なのか?
っていうか、そもそもCADってなに?

今回は、これらの疑問に答えてみたいと思います。

CADとは、パソコン上で図面を描くソフトのこと!!


宮崎駿監督の映画作品「風立ちぬ」で、主人公が飛行機を作るために図面を描いているシーンをご存じでしょうか。

住宅にしろ、ビルにしろ、飛行機にしろ、自動車にしろ、設計する人が作る人に指示を出すには、図面が必要です。
昔は一人一台パソコンがなかった時代でしたから、A1の用紙(A4コピー用紙の8枚分の大きさです)に、鉛筆と物差しを使って、部品の絵を描いていたわけです。


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まさに、こんな風に!(風立ちぬのHPより)


CADソフトがあれば、パソコン上で製図を行うことができます。
そう、CADはパソコンのソフトなのです。
WordとかExcelとかと一緒です。
(ま、使い方は全然違いますけどね)

CADソフトにも、種類がある!!


現在、CADを使用して製図をするのは、建築系(住宅やビルなど)、機械系(自動車や飛行機など)、配管(水道管や配線、ダクトなど)がメインですが。
変わったところでは、洋服や家具、おもちゃなんかもCADで製図するんだそうです。


そして。
一口に「CAD」と言っても、いろんなソフトがあります。


そもそも2D CADなのか? 3D CADなのか??
風立ちぬみたいな図面を描くのは「2D CAD」、立体的なグラフィックを作るのが「3D CAD」です)

2D CADだったとして、AutoCAD なのか、JW CADなのか?
当然ですが、会社は業種によってソフトを指定しています。
ソフトが変わってくると当然ですが、CAD操作方法は変わってきます。

そして、よしんばAuto CADだったとして。
AutoCAD」なのか? 「AutoCAD LT」なのか? 「AutoCAD Mechanical」なのか? 「AutoCAD Electrical」なのか?
基本は同じですが、機能が業種に特化している分、細かい操作や作図ルールが変わってきます。


求人情報上では、ぱっと見同じに見える「CADオペレーター」ですが。
実は、仕事内容をきちんと確認しないと、「イチから覚え直し!」なーんて、入社後に泣きをみることになります。。。

CADオペレーターの仕事内容とは


CADオペレーターとして入社したら。
設計者のアシスタントとして働くことになります。

具体的にいうと、設計者の指示に従って「図面の調整・修正・仕上げ」を行ないます。


例えば。。。年配の設計者は、手書きで図面が描けても、CADはできない、という方がいらっしゃいます。
そういう方の指示に従って、パソコン上で図面を仕上げます。

または、プロジェクトが進んでいくと、図面に細かい修正が必要になったりしますが。
1枚だけならいいけど、同じような図面が何枚も何枚もあることがほとんどです。
それは全部、CADオペレーターが修正します。

オペレーターはあくまで「サポート」であり、修正・調整がメインなので、設計など高度な知識・技能が要求されることはありません。
ただし、正確に修正・調整ができるよう、設計者とのコミュニケーション能力は問われます。
間違った図面を描いてしまうと、現場の作業が間違ってしまうので。

CADオペレーターになるなら、2020年までがチャンス!


業種にもよりますが。
CADオペレーターになるなら、2020年までがチャンスだと思います。

特に建設業界は、今建築ラッシュなので、人手が足りません。
多少CADができるなら、未経験でも入れる! っていうのは今がラストチャンスなんじゃないかなぁと思います。

機械系は、リーマンショックみたいな経営の波はあるかと思いますが。
世の中の人たちが、家電や自動車を使い続けているうちは仕事はあると思います。
ただ、こちらは「誰でもいいので!」っていう会社と、「経験者じゃないと採用しません」っていう会社ははっきり分かれてるんじゃないかなぁって思います。
実際、私も何社か面接を受けたけど、落ちました。。。
(この話の詳細は、おいおい書いていきます!)


もちろん、多少でも関わった業界の方なのが有利なのは間違いないです。
仕事内容と使用CADをしっかり確認した上で、仕事を選びたいものですね。
今からスクールとかで勉強しようかなと思っている方も、目指す業界がどんなCADを使っているかリサーチした方が有利になりますよ〜!