2D CAD 3D CADって何が違うの? (資格をとる前にチェック、その2)

前回は汎用CADと専用CADについて書きましたが。
今回は、2D CADと3D CADって何が違うのか??
書いてみます。お付き合いください。

2D CADを使用する資格も、3D CADを使用する資格も、もちろん両方あります!


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2D CADとは


冒頭の「風立ちぬ」のお話にも出てきましたが。
A1とかの紙を広げて、立体的な絵を描くのが、2DCADです。
要するに、二次元ってことです。

不動産屋さんの広告に載っている部屋の間取りの図も、2D CADで作成したものです。


CADの操作としては、線を引いたり、丸をかいたり、という作業になります。
コマンドさえ理解できればすぐに使えるようになります。
今はリボンやアイコンがあるので、理解も早いと思います。

つまり、逆に言えば、モノの寸法を測り、正確に形状を把握し、作図ができなければ、操作はできても図面がかけない、ということになります。

3D CADとは


紙の中で全てを表現する2D CADとは違い、立体的にものを作り上げるCADが、3D CADです。
三次元、ってことですね。
部屋の形だって、平面的に図示するよりも、立体的に表現した方が、ものが入るか、どれくらいの大きさなのか、理解しやすいです。

最近は、賃貸ページでも、Web上のページなら、3Dで部屋の中のイメージを出しているものもありますね。

3Dデータを作ることを「3D モデリング」と言ったりします。
このモデリング作業、簡単にいうと、平面に形をスケッチして、それを三次元的に押し出す、という作業の積み重ねになります。
(正確にはもっと色々な作り方はあるのですが、本当にざっくりいうと)

2D図面をかく時のように、正確に形状把握ができなくても、なんとかなったりしますが。
ただ3Dモデルを作るだけでなく、それを使ってアニメーションを作ったり色々な検討ができたりするので、勉強は果てしないですが、逆に言えば武器にもなります。

2D CAD 3D CAD、始めるならどちらがいいのか??


どちらが始めるのに楽なのか、どちらが需要があるのか、ということが気になりますが。
これは業界によって本当に違うので、なんとも言えないところではあります。

3D CADなら、2D図面が読めない人にも簡単にイメージをつかんでもらいやすい、ということもあるので、需要は高いと思います。

ただし、製造関係の現場では、未だに2D図面じゃないと作業をしない、というところもあったりしますので。
(古いなーと思うけど、簡単に変えられないしがらみがあるようです)
なので、やはり、どちらも使える方が一番いいでしょうね。

2D CADでさわりを習って。
3D CADに進んで、2D図面から3Dデータを作ってみる、というのが早い気がします。

3D CADのソフトによっては、自動的に2D図面に変換してくれる機能を持ったものもありますので。
自分がかいた2D図面が本当にあっているか確かめる、っていう使い方もできるんですよね。