CAD利用技術者試験の難易度って、気になりますよね。
どうせ受験するなら、一発で合格したいですし。
というわけで。
難易度と、試験対策について調べてみました。
これから受験を考えている方の参考になればと思います。
合格率ってどれくらい?
各試験の合格率は以下の通りです。
2次元CAD利用技術者試験基礎
29年度=58.70%
28年度=64.70%
27年度=52.70%
26年度=60.40%
25年度=71.30%
2次元CAD利用技術者試験 2級
29年度=54.10%
28年度=53.30%
27年度=52.70%
26年度=55.00%
25年度=52.50%
3次元CAD利用技術者試験 2級
29年後期=56.30%
29年前期=57.11%
28年後期=42.32%
28年前期=48.10%
27年後期=54.50%
27年前期=64.80%
2次元CAD利用技術者試験 1級
29年度後(トレース)=73.70%
29年度後(建築)=60.80%
29年度後(機械)=41.20%
29年度前(トレース)=59.52%
29年度前(建築)=22.41%
29年度前(機械)=52.53%
3次元CAD利用技術者試験 準1級
29年後期=44.70%
29年前期=46.05%
28年後期=51.52%
28年前期=36.20%
きちんと対策をすれば合格できる!
出題される問題の難易度でガクッと落ちてる年もありますが。
大体は40〜50%くらいで推移しているようです。
ということは、きちんと対策をすれば、十分合格できる難易度ということです。
基礎や2級の場合は、実技試験がないので、ほぼ暗記でなんとかなります。
とはいえ、テキストを読んでなんのことやらわからない場合は丸暗記するしかないので、時間はかかると思われます。
製図の知識が多少なりともあるなら、そんなに難しくはないと思います。
三面図による図形読解等も出題に含まれますので。
独学で勉強するには、以下のような問題集で勉強します。
一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)から出ている公式ガイドブックが良いかと思います。
平成29年度版CAD利用技術者試験2次元2級・基礎公式ガイドブック [ コンピュータ教育振興協会 ]
↑こちらが公式テキストです。
CAD教科書 CAD利用技術者試験 2級 [テキスト]&[問題集]【電子書籍】[ 吉野彰一 ]
↑こちらは問題集。
いずれも問題集になっていますので。
どちらを購入しても問題ないと思います。
紙のテキスト本と、電子書籍、利用しやすい方を選択したら良いと思います。
これらのテキストを3周くらいして正解率をあげれば、すぐに合格できます。
大体過去問に似た問題が出てるようです。。。
もし2級以上を狙うなら、3次元CADがおすすめ!
もし今、1から試験勉強を始めるのなら。
3次元CAD利用技術者試験 準1級を視野に入れた方がいいです。
(機械系の場合です)
業界では今、2D CAD から 3D CAD へ移行が進んでいます。
ただ2D図面だけかける人よりも、2Dも3Dも両方できる人の方が重用されます。
まずはCreo Elements/Direct Modeling Expressを自宅PCに入れて、3D CADを練習できる環境を作ります。
課題のモデリングと、モデリングした部品の測定(表面積含む)をし、与えられた選択肢から正しいものを選ぶ、という試験内容です。
つまり、正確にモデリングさえできれば、正しい選択肢にたどり着けます。
(逆にいうと、途中で寸法の勘違いなどあったらアウト、ということになりますが……)
過去問題のサンプルも、公式HPから観ることができます。
3次元CAD 平成29年度後期1級・準1級 解答形状 – CAD利用技術者試験
こちらは公式テキスト。
2018年度版CAD利用技術者試験3次元公式ガイドブック [ コンピュータ教育振興協会 ]
2級取得でも参考程度にアピールはできますが。
やはり1級、準1級は取得しておきたいところです。
皆様の検討を祈ります!!