CADを用いる職種は、厳密な図面をかくことが求められます。
ものを作るにあたり、寸法が違ったり、部品が足りなかったりすると、それがそのまま命の危険に直結します。
車や家が、グラグラ建て付けが悪かったり、乗ってる途中で止まったりしたらイヤどころか、最悪事故に発展します。
だから、正確な図面作成が求められるのです。
そんな細かい作業だからこそ、女性に向いているといえます。
派遣社員の求人が多いのも、そのせいです。
ちょっと給与の値段が高いのも納得ですよね。
でも、CADオペレーターになる、と簡単に言っても。
CADが使えないのでは話になりません。
働きながら覚えると言っても、最低限は使えないと、採用されません。
では、転職する前に、勉強するとして。
独学するのと、スクールに通うのと、どちらがいいのでしょうか?
初心者が一人で勉強するには限界がある
多分、CADオペレーターってよく目にするよなぁ、くらいの人は、高校や大学が建築科や機械科ではないことがほとんどだと思います。
(かくいう私も文学部でした)
そんな「図面? 賃貸雑誌で見たことあるやつ!」くらいのレベルの人が、図面を一人でかけるくらいまでに、短期間でなれるか?
無理ですね。
というか、できなくはないですが、かなり根気が必要になります。
だって、右も左もわからないのに、どの参考書がいいかとか、CADソフトはどうやって動かすのかとか、3日で諦めちゃいますよ。
製図一つとっても、JISで決められた独特のルールがあります。
線の細さ太さの違いですら、意味があります。
そんな一つ一つを調べていくわけですから、かなりの時間を必要とします。
全くの初心者であるなら、迷わずスクーリングをオススメします。
無料でCAD技術が手に入る! ハローワークの職業訓練
そうはいっても、ただでさえ求職中なのに、お金がかけられないよ!!
そんな人は、ハローワークの職業訓練を利用する手もあります。
私も、職業訓練でCADを習いました。
職業訓練には、「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の2種類があります。
この違いは、受講者が雇用保険を受給しているかどうか、です。
「公共職業訓練」は雇用保険を受給している人を対象としています。
一方、雇用保険を受給していない人を対象としているのが「求職者支援訓練」です。
自分がどちらの適用なのか、一度ハローワークに相談してみてもいいかと思います。
「公共職業訓練」なら、無料どころか、雇用保険をもらいながら勉強することができますので!
講座の期間は、3〜6ヶ月ですが。
CADだけでなく、CAMや旋盤の実習が含まれていたり、3Dプリンタの実習があったり。
コース内容・期間は地域の職業訓練校によって様々なので、こちらも最寄りのハローワークに確認をしてみてください。
入学試験と面接はありますが、問題なければほとんどの人が突破できると思います。
職業訓練の期間が合わなければ、スクールに通うという手も
職業訓練校のコースは、開講期間が決まっています。
いつでも入学可能、というわけにはいきません。
そんな時は、民間のスクールに通う、という手もあります。
職業訓練校でもいいんですけど、ここで習う内容は、本当に基礎の基礎だけです。
民間のスクールは、業界に明るい人が先生をしていることが多く、より現場に近い技術・情報を得ることができます!
職業訓練校とのWスクールをしている人もいます。
スクールは、最新機材によって最先端の技術を学べるのが強いですね。
職業訓練校は税金や保険料で運営されているので、予算がカツカツらしく。
たまにソフトが古かったりフリーソフトだったりします。。。
資格取得を目指したり、CADオペレーターとして就職する方法や注意点も指導してもらえます。
お金を支払って学ぶのですから、通っている人も結構意識が高いですし。
通うメリットは十分にあります!!