「イラストレーター」、ご存知でしょうか?
出版業界やデザイン業界では必須、Adobe Illustratorというソフトのことです。
通称、「イラレ」。
イラストレーターはベクター画像を作画するためのドローイングソフトです。
写真加工でおなじみの「フォトショップ」とセットで、デザイン業界では必須ソフトです。
CADオペレーターに、この「イラストレーター」は必要なのか?
ちょっと調べてみました。
イラストレーターを使って、図面をかいている会社はある!
ベクター画像というのは、拡大しても綺麗な画像のことなのですが。
このベクター画像というのが、CADでかく線画と同じ性質を持っていますので、会社によってはイラストレーターをCADがわりに使っているところもあるようです。
建設系の平面図などを、イラストレーターを使用して作成するようです。
また、イラストレーターは3Dの図を作成して、より遠近感(パース)を表現できる機能もあります。
確かに、イラストレーターを使用して図面や3Dモデルを作成すれば、雑誌やプレゼン原稿にも取り入れやすそうですね。
フォトショップとの互換性も高いので、より印刷物との相性も良さそうです。
イラストレーターで作成したデータを、CADソフトでも読み込める!
CADソフトによっては、両者でデータを交換したりもできます。
イラストレーターは、ほとんどのCADデータの拡張子を読み込めるので、CADデータからイラストを作成することもできます。
また逆に、イラストレーター作成データ(.ai)をCADソフトに読み込ませることもできますので、図面にイラストレーター作成の図面を取り込むこともできます。
結構両者の相性がいいんですね。
イラストレーターを使用するのは建築業界だけではない
実は私、「イラストレーターを使用して、製品の取扱説明書を作成する」、という仕事内容の会社の面接を受けに行ったことがあります。
まあ、その会社には残念ながらご縁はなかったのですが。
そこの会社は建築系ではなくて、製造系の会社でした。
イラストレーターを活用しているのは、建築業界だけではないようです。
どこの業界にしろ、やはり「印刷する」というところがポイントのようですね。
Adobe系のソフトを使っている人なら、CAD操作スキルがさらなる武器になる!
CADオペレーターに「Illustrator」は必須か、と言われれば、全くそんなことはないのですが。
「Illustrator」を使用して仕事をするCADオペレーターもいる、ということですね。
今まで「CADオペレーター」といえば、もっぱらCADソフトを使えるようにならないといけないとばかり思っていましたが。
視野を広げないといけないなぁと思った話でした。
でもこれ、逆にいうと。
Web系やデザイン系でAdobe系のソフトを使っている人は、CADソフトも使えるようになれば、もっと幅広く仕事ができることもある、ってことですよね。
大事なのは「そのツールが、仕事内容にあっているかどうか?」ってことですね。
CADオペレーターとして働きたいと思っている方で、Adobe系のソフトが使える方は、そういった働き方もある、ということを視野に入れてみてはいかがでしょうか?