ここで、職業訓練の種類について、ざっくり説明してみます。
職業訓練といえば、雇用保険をもらいながら勉強できる! とはよく聞きますが。
実は、雇用保険をもらう期間が終わりそうでも受けられるし、雇用保険が終わった後でも受けられたりできることをご存知ですか?
もちろん、普通の職業訓練と、そういう救済処置的に受ける訓練とは、若干違ったり。
入るコースによって違ったりもするみたいなのですが。
「こういうサポートがあるよ!」っていうのを知っているのと知らないのでは、就活のスケジュール想定も変わってくるので。
知っておいて損はないと思います!!
求職者支援訓練と公共職業訓練の違いとは??
職業訓練と一口に言いますが、実は、「求職者支援訓練」と「公共職業訓練」という2種類があります。
このふたつの違いは、簡単にいえば「雇用保険をもらっているかどうか」。
よくイメージされる雇用保険を受給しながら勉強するのは「公共職業訓練」。
雇用保険をもらっていない人は「求職者支援訓練」となります。
どちらも、同じように勉強するものの。
もらえる金額などに差が出てきます。
求職者支援訓練とは?
雇用保険が終わったり、もらってなかったら、誰でも受けられるのか?
というと、そうでもなく。
受講には条件があるようです。
- ハローワークへ登録し、求職活動をしていること
- 雇用保険被保険者・受給者でないこと
- 労働の意志や能力がある者
- 職業訓練の支援を行う必要があるとハローワーク所長が認める者
上記の全てを満たす必要があります。
さらに、以下の条件を満たしていると「職業訓練受講給付金」といって、通所のために給付金(月10万円)が支給されます。
- 本人の月の収入が8万円以下
- 世帯全体の収入が月25万円、なおかつ年間300万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現住地以外に土地や建物を所有していないこと
- 全訓練日に出席しているか、やむを得ない事由で欠席があった場合でも支給申請の対象となる訓練機関の8割以上に出席していること
- 同世帯の中に同時に給付金を受給して訓練を受けている人がいないこと
- 過去3年間に特定の給付金の支給を受けたことがないこと
このほかにも職業訓練開始~訓練終了後も定期的にハローワークで職業相談を受ける義務があるなど、結構いろんな条件があるようですが。
無収入の世帯にはありがたい制度です。
実際、私と同じクラスに、この制度を利用している人がいました。
職業訓練校の職業相談とは別に、ハローワークに通ってましたね、そういえば。
また、上記条件に引っかかって給付金が受けられない場合でも、職業訓練だけを無料で受講することは可能です。
求職者支援制度を申し込むには、どうすればいい?
こちらも、職業訓練と同様、ハローワークに相談に行きます。
大体の流れは前回の「CAD知識を得るのに、職業訓練を活用! 相談するなら、ハローワークへ!!」と同じです。
気をつけるべき点は「ハローワークで求職者登録をしているか」くらいでしょうか。
雇用保険を受給している人はその時点でハローワークに登録しているはずなので、意識しないと思いますが。
求職者支援制度利用の場合は、雇用保険を受給していない場合も対象になりますので。
兎にも角にも、ハローワークに行って、相談してきましょう!!
欠席の扱いがとにかく厳しい
それから。
通っている間に注意すべき点は、とにかく「欠席をしないこと」!
これに尽きます。
欠席できなくはないのですが。
証明が必要となります。
たとえインフルエンザでも、医師の診断書の提出が必要です。。。
就職活動の面接に参加でも、面談した会社で証明書を書いてもらうことが必要です。。。
結構厳しい。
欠席カウントになるかどうかの条件は、ハローワークで確認することをオススメします。
雇用保険がなくても、諦めないでスキルアップを狙いましょう!
お金がないと、スキルアップを諦める前に、こんな制度があるということを思い出してくださいね!
詳しくは厚生労働省のHP、もしくはハローワークにて!