CADを独学で習得する! 〜その4:製図の知識を得るための教本の選び方

CADソフトで線や円がかけるようになると。
最初は楽しいのですが、そのうち飽きてきます(笑)
何せ、線と円だけですから(笑)

きちんと図面を仕上げるために、製図のルールも勉強しましょう。

というわけで。
2冊目には、製図ルールを勉強する本をチョイスしましょう。

図面の線には、ルールがあります。
同じまっすぐな線に見えても、太さによって、意味合いが変わってきます。

製図ルールを学んで、図面を仕上げましょう!

ここでは建築系と機械系、両方の製図の本を紹介しますが。
目指す業界の方を参考にしてみてくださいね。

建築系製図ルールを学ぶ本!


建築製図を学ぶための本を集めてみました。

建築製図 基本の基本



建築製図 基本の基本


この本は、縮尺1/100図面を1/50の大きさで描くことで、基本となる描き方やルールを学ぶ、というコンセプトです。
演習課題が随所に入っていて、作図練習もバッチリできます!
解説も詳しく、わかりやすい1冊です。

高校生から始めるJw_cad土木製図入門



高校生から始めるJw_cad土木製図入門 (エクスナレッジムック)


JW-CADを使用して勉強する、初心者向けの教本です。
土木図面の作図方法が習得できるよう、コンパクトにまとめてあります!
練習ドリルによる作図練習も付いてます!!

機械系製図ルールを学ぶ本!


続いて、建築製図を学ぶための本を集めてみました。

初心者のための機械製図



正しい描き方とともに間違いやすい描き方が例示されているのがわかりやすい1冊。
加工などの実際のイメージ図が示されているので、実践を意識して学べます。

図面の描き方がやさしくわかる本



図面の描き方がやさしくわかる本


わかりやすい解説がとても良いです。図も豊富にあります。
機械製図ルールについては、だいたい載っていて。
よく使うところはさらに詳しく解説されています。

図面の縮尺を変更したり、寸法がない箇所を測る!


図面をかいていると、寸法を入れないといけない、もしくは図面の縮尺を変更しないといけない、という場面が出てきます。

こういう場合、「三角スケール」があると、縮尺の変更にも対応しながら、図面上の距離を測ることができます。



コクヨ 三角スケール アルミ ポケット用 15cm TZ-1565


三角スケールというのは、こういうのですね。


1本あれば、実務から資格試験まで、幅広く使うことができます。
値段も1000円前後で手に入りますし、この際に1本持っておくことをオススメします!

図面を仕上げるためには、ルールを知っておくことが重要!


教本は実際にページをパラパラとめくってみて。
書いてあることが理解できるか、自分のレベルにあっているか、必ず確認しましょう!
「初心者向け!」とうたっていながら、中には製図ルールを把握していることが前提の、中級者向けの本もあります。

こういった製図ルールの教本には、実際の図面が載っています。
CADの教本だけでは把握できなかった、細かいルールを確認していきましょう!

実際の図面を、なんども書いてみるのが、上達への近道です。
練習用問題を繰り返し作図して、製図スキルを身につけましょう!!