CADを独学で習得する! 〜その6:スキルアップには終わりがないことを知ろう!

ここまで色々な本やサイト、動画を紹介してきましたが。
これで本1冊終了し、無事に図面がかけるようになったとしましょう。
(無事終了された方は、おめでとうございます!!)


しかし。
私が経験した、本当のことを書きます。
少々厳しいことを書きますが、ご了承ください。


初心者向けの教本を1冊終えたレベルで就職すると。
自分のスキルレベルが、実務で期待されているレベルの10%にも届いていないことを嫌でも実感します。

「苦労したのに、全然できないじゃん!!」
って、落ち込んだものです。。。


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作図のレベルを上げるには、とにかく、描くしかない


教本に載っているような、簡単なレベルの部品図ならなんとかなりますが。
実際は、曲面が複雑に入り組んでるような部品なんかもあったりします。

それを2Dで表現しろ、というのですから。
元々が一晩でなんとかできるようなレベルではないのです。

スキルアップするには、
とにかく図面をたくさん作図して、経験を積むしかありません。


就職のためにCADがある程度使えるレベルになったとしても。
実際はそこがスタート地点なのです。

オペレーターでも、設計の知識が必要


最初はオペレーターなので、言われた通りに書いておけばOKなのですが。
そのうち、設計や施工、加工の知識があった方が、早く正確な図面がかけることに気付くと思います。


入社後も、少しずつでいいので、勉強する時間を確保しておきましょう。


その際、もっと難しいことを勉強していくことになりますので。
仕事内容に、興味を持つことが大切です。

なので、最初に業界を選ぶときに、自分が一番興味がある業界を選ぶことが重要です。

会社によっては、CAD以外のパソコンのスキルも必要になってきます


最近は、AutoCADに、Excelで作成した表を取り込んで、部品表としたりするなど。
CADソフトに別のソフトを連携させた機能が出てきています。

CADソフトだけではなく、ExcelやWord、PowerPointなども使えるようになると、さらに業務の幅が広がります。
操作に不安がある場合は、少しずつでも使えるように勉強しましょう。

実際、事務員でも、事務スキルとCADスキル両方持っていると、就職に有利ですし。
就職後も、重宝されます!

CADオペレーターの勉強は入社後も続きます


業務が忙しくなると、勉強の時間を確保することも難しくなってきますが。
CADオペレーターは勉強を続けていくことが求められます。
(ただでさえ、CADソフトは年々バージョンアップして、機能が増えていきますからねー)

独学である程度までスキルをつけられる人なら、続けていくことも可能だと思います。
一緒に頑張っていきましょう!!