以前「CADオペレータになるには資格が必要か?」という記事を書きました。
この記事にも書きましたが、資格が必須、というわけではありません。
ただ、あるとなしでは、ある方が有利です。
一人しか採用できないけど、資格がある人とない人、どっちにしようかな?
と、天秤にかけられたときに、普通どちらを選ぶか?
考えたら、わかりますよね。。。
ただ、資格を取ろうとしたら、やっぱり時間とお金がかかります。
どれかひとつを取るなら。。。
そんなときにおすすめなのが、「機械製図技能検定」です。
機械製図技能検定。
聞いたことないかもしれません。
ただ、これ、結構オススメなんですよ。
何故オススメなのか。それをこれから書いていきます。
機械製図技能検定がオススメな理由その1・機械製図の基礎が押さえられるから!
CADオペレータ向けの職業訓練校に通ったことがある方ならおわかりかと思いますが。
CADソフトの操作ができても、
「何の図面を書いているのか?」
「どこに何を書くのか?」
「機械製図をするための図面ルールはOKか?」
などなど。
様々なことが理解できていないと、CADオペレータとしても、仕事が成立しません。
この「機械製図技能検定」は、「バラシ図面」と呼ばれる、機械設計の基礎の基礎を、実際に製図する検定です。
つまり、これができていれば、未経験でも「ああ、だいたいのことはわかっているんだな」とアピールすることができるのです!!
機械製図技能検定がオススメな理由その2・持っているだけで、能力がアピールできる!
この資格。
実はCADオペレータ向け、というよりも、機械設計者の登竜門的資格なんです。
誰もが知っている大企業でも、入社して1年目で「取得しろ!」とハッパをかけられる資格。
つまり、持っていれば機械設計者1年目くらいの能力があるんだな、と思ってもらえる、というわけです。
そして。
実は、未経験で、しかもCADオペレーターを目指す人で、この資格を持っている人ってあまりいないので、他の求職者との差別化もはかれます!
もちろん、面接時のアピールにも使えますが。
一番大きいのは、入社後じゃないかな、と思います。
機械設計の基礎が出題されるので、入社後お仕事の指示の話をしている時、
「ああ、あのことを言ってるんだな」
というのが、わりとわかりやすいんじゃないかなと思います。
つまり、自分のためにもなる、というわけです。
機械製図技能検定がオススメな理由その3・昔からある資格なので、すぐにわかってもらえる!
実はこの資格、結構昔からある資格らしく。
ご年輩の方にもわかっていただけます。
「技能検定」自体は、なんと1959年(昭和34年)から開催されているんです。
(機械製図以外にも、機械加工や電気関係、衣服関係や印刷製本など、『技術』に関する試験がたくさんあります)
機械製図も歴史が古く、ご年輩の方が「私も昔受験したなぁ」なんてことが、実は結構あります。
機械製図のスキルは何年たっても役に立つ、自分の武器になるスキルなんだ、ということでもあります。
機械製図技能検定がオススメな理由その4・実は国家資格である!!
そして、なんと言っても、技能検定が「国家資格である!」こと!!
これにつきます。
技能検定に合格すると、「技能士(ぎのうし)」という国家資格が与えられます。
車の免許みたいに「これがないと業務ができない」という資格ではありませんが。
逆に合格していないのに「技能士です!」と名乗った場合は法律で罰せられるので、気をつけましょう。
国家資格であるということは、国から「この人は技術を持っています」と認められている、ということです。
面接時に、かなりのアピール材料になるのではないでしょうか。
受験チャンスは年1回だけど、ぜひチャレンジして欲しい資格です!
とまあ、いろいろ書きましたが。
- 機械製図の基礎が押さえられる!
- 持っているだけで、能力がアピールできる!(しかも他の人よりできるアピールOK!!)
- 昔からある資格なので、知名度バツグン!
- 実は国家資格である!!
と、メリットしかありません。
年1回の受験チャンスなので、もしかしたら日程的に難しい期間もあるかもしれませんが。
もし、受験日程と求職日程がかぶっているなら、ぜひともチャレンジして欲しい資格です!
特に、受験日程と職業訓練の期間がかぶっているなら、チャレンジしない理由がありません。
なぜなら、職業訓練校の先生が、この資格の取り方について、いろいろ教えてくれるからです!!
通常、試験は9〜10月くらいに申し込み、1月末に実技、2月頭にペーパーテスト、の流れです。
もしこの期間にぴったり合うなら、受験を考えてみてはいかがでしょうか?
私も2級を持っていますので、このブログでも試験対策や受験の体験記など載せていきますので、あわせてチェックしていただければと思います!!