志望動機。
一口に志望動機って言っても、どう書けばいいのかわかりませんよね。
ここでは、CADオペレーターが志望動機を書くにあたって、どう書いたら伝わるのか。
どのようにまとめたら良いか、考えてみます。
志望動機とは?
志望動機とは、なぜ「応募した企業で働きたいのか?」を明確にするものです。
そもそも「志望動機」とは「何を」志望するのか、ということですが。
これは考えていくうちに、「会社を志望する」と「職種を志望する」の両方の意味があることがわかります。
つまり、それらをごちゃごちゃにすることなく、「なぜ応募した企業で働きたいのか?」を明確に伝えることに意味があります。
逆にいうと、企業の採用担当者は、「自社への理解度」や「入社意欲の高さ」を見極めたいということです。
また、自己PRとは別のものです。
これは別に書く欄が用意されている(はず)ので、自分の強みなどは、こちらにまとめます。
志望動機を考えるポイント
志望動機を考える場合、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
応募先の企業の魅力と、今までの会社では実現できなかったことを結びつける
応募先の社風・ビジョンとマッチしているかどうか、は、採用担当者が一番知りたがっていることです。
馴染めなくてすぐにやめられても困りますからね。
そこで、すぐにわかってもらえるやり方として、
「応募先の企業の魅力」と「今までできなかったこと」を結びつけることです。
企業HPや採用サイト、求人広告などを見れば、理念・社風が書いてある場合もあります。
仕事内容でも良いと思います。
自分が魅力に感じたこと、でも今までの会社ではできなかったことを具体例を示して書くと、「なぜその企業でなければだめなのか」をアピールすることができます。
実体験をベースに具体的にオリジナルの内容を記入する
今までどんな経験を積んできたか、ということは、他人と同じことはない、自分にしかないしことです。
これをベースに、組み立てていきましょう!
その経験を、今後どう活かせそうか、ということを伝えると、仕事に対するモチベーションのアピールにもつながります。
記入スペースの7〜8割以上を埋める
志望動機とは、企業にとって一番知りたい、大事なことです。
ここの欄がスカスカだと、いかにいいことが書いてあっても、「やる気がないんじゃないか?」というイメージにつながってしまいます。
せめて、記入スペースの7〜8割(もちろんベストは全部埋めることですが!)を書き切りましょう!
逆に、だらだら同じことを書いても意味がないので。
もしスペースが余るようなら、一度構成を組み直します。
ポイントを複数用いて、意味が通る流れにしていきましょう。
CADオペレーターが志望動機を書く時のポイント
では、実際にCADオペレーターとして志望動機を書く際は、どんなことを盛り込めば良いのでしょうか?
その企業に興味を持ったきっかけは何か?
- その企業が実際に設計しているモノ(建築設計? 機械設計?)に関わりたい
- CADオペレーターからキャリアアップできる教育システムなどがある
- 研修や教育制度が充実している
などなど、その企業でしかできないことを盛り込みます。
これまでの経験やスキルを、どのように活かせるか?
- CADオペレーターとして働いたことがあるなら、その経験から
- 職業訓練やCADスクールなどで、実際にCAD図面を描いた経験があれば、それを踏まえて
- 資格を持っていれば、それに絡めて
- 経験がない場合は、関連する業界での勤務経験や、PCスキルと絡めて
以上の「経験」から、その会社でやることにどのように活かせるか、を書いていきます。
設計チーム内で情報共有できるくらいの、コミュニケーション力があるか?
CADオペレータは、設計者や他のCADオペレーターとチーム体制を作り、協力しながら、一つのものを作り上げていく、ということがほとんどです。
つまり、グループでやる業務の経験があれば、それはどこの会社でも活かせます。
CADや設計関係の業務でなくても、グループワークの経験があれば、それを盛り込むのも有効です。
〆切を守る力があるか?
また、設計業務というのは、大体が「〆切」に追われています。
「何月何日までに、何々という製品を、作らなければならない」という、製造の締め切りは絶対だからです。
工場関係をイメージしていただければ、お分かりかなと思います。
製造ラインを、うまく組み合わせて、製品は作られるのです。
つまり、CADの経験がなくても、前職で「〆切を守るのが得意だった」ということであれば、盛り込むのは有効です。
具体的な例を示せれば説得力も増します。
未経験からでも、CADオペレーターになることは可能です!
もちろん、CADオペレーターの経験がある人に比べれば負けてしまうのですが。
(実務経験というのは強いですから。。。)
しかし。
あなたの経験してきたことが、会社にとっての利益につながるなら、採用される可能性は大いにあるのです。
アピールすべき点をうまくピックアップして、志望動機を作りましょう。
絶対に、採用される会社はあります。
諦めずに頑張りましょう!!