就職活動や就業に向けて、CADの練習をしたい。。。
そんな方は多いと思います。
でも、ちょっと待って。
ExcelやWordと違って、グラフィックを扱うCADは、動きが複雑です。
パソコンのスペックによっては、せっかくCADをインストールしても動かない! なんてことが普通に起こります。
(実際、私は2D CADを何も考えずに持ってるパソコンにインストールして、固まって少しも動かない、という経験をしました。。。)
ご自分のパソコンのスペックを確認してみてください。
もし、動作環境を比較して、スペックが不足している場合は、どんなパソコンを買えばいいのか?
この記事で、考えてみたいと思います!
3D CAD(Fusion360)で必要なスペックを確認してみよう!
図面を描く2D CADよりも、立体を作る3D CADの方が高性能を要求する。。。
ということで。
無料でインストール可能な3D CADである「Fusion360」で必要なスペックを「動作環境」から確認してみます!*1
Autodesk Fusion 360 の動作環境より(2021年現在)
これは「最低限のスペック」ということですので。
もし、ご自分のパソコンにインストールをお考えであれば、上記スペックを満たしているか確認してみてください。
とはいえ、これは「最低限」。
複雑な曲面をたくさん持ったモデル、間違ったモデル(つまりは計算が複雑になるモデル)などを扱うと、固まってしまう懸念があります。
ある程度は余裕を持たせたほうが、快適に使えます。
公式HPにも、以下のように「複雑なモデリングと処理向けに推奨される仕様」として追加で公開されています。
Autodesk Fusion 360 の動作環境より(2021年現在)
ちなみに、CPUとGPUはどっちを優先すべきか? というと。
絶対にCPUです!
グーグル先生で検索すると、「GPUは3Dを使うときに必要」と書いてあるページが出てくるのですが。
確かに、3Dを使ったゲームをするならGPUは必要なのですが。
3D CADでモデリングをする際に必要な処理は「計算」なので。
GPUばかり高くて、CPUが低いと、やっぱり固まってしまいます。
(会社支給のPCがそんな感じでした。。。)
3D CADで固まると致命的なのは、保存する間もなくソフトが落ちてしまうことです。
うっかり30分とか保存せず作業してたら最悪ですね。。。
3D CAD用のパソコンでおすすめなのは、「ゲーミングノートパソコン」!
私もCAD練習用のパソコンを買ったのですが。
おすすめは「ゲーミングPC」ですね。
NECや富士通といったおなじみの国産PCでも良いのですが。
練習用と割り切って、国産以外も視野に入れましょう。
国産PCは、スペックを上げると、平気で予算オーバーします。
その点、完全にゲーム使用目的に舵を切っているゲーミングPCは、余計なソフトがない分、スペックが高いパソコンが割と廉価で手に入ります。
そして。
ノートパソコンにすれば、外に持ち出すことができます。
メリットとして、いつでもどこでも練習ができることに加えて。
もし可能なら、面接時に実際にモデリングした作品を見ていただく、といったこともできます!!
私が使っているのは、台湾のメーカー「ASUS」のROG Flow X13です!
スペックは、
CPU:Ryzen9 5900HS
GPU:Geforce RTX 3050Ti
メモリ:16GB
SSD:512GB
Disp:1920x1200 120Hz
先ほどの「複雑なモデリングに推奨される仕様」を上回るスペックを有しています。
Ryzen9 5900HSは、基本周波数3.3 GHz、コアは8。
メモリも16GBです。
SSDが少し少ないかな、と思いますが。
練習用ならこれくらいでもまあ大丈夫かな、と。
実際に使ってみて。
私は、このゲーミングノートパソコンで実際何度もモデリングをしていますが、不便に思ったことはありません。
複雑な計算をさせるともたつきますが、気にならない程度です。
そもそも、これ以上を求めると、ゲーミングPCでも30万円とかになってきますしね。。。
というわけで。
CAD用のパソコンを買うなら、スペックを気にしてみよう、というお話でした!
高い買い物ですので、ぜひ私のパソコンを参考に、ベストな1台を見つけてみてください!!
*1:とはいえ、Fusion360は「クラウド型」なので、直接パソコンでデータを管理しない分、Solidworksなどよりは、スペックはおさえめでも大丈夫なところはあるのですが、まあ、練習用、ってことで。。。