CADを覚えたら就職に有利?
CADオペレーターって、よく求人票を見るけど、実際どうなの?
CADって難しそう。。。
というか、具体的に何をやってるの???
こんな疑問を持たれる方は多いかと思います。
特に、前職(現職)が、アパレルなどの接客業や、事務職なら、なおのこと。
今回は改めて、CADオペレーターとは何なのか?
就職したら強いって本当なのか?
考えてみることにしました。
CADを覚えたら就職に有利なのか?
そもそもCADとは何なのか、ということですが。
建物や車、家電など、「モノ」を作ろうとした時に参考にする「組立て図」のことです。
例えば車でも、ハンドル、シート、サイドブレーキ、フットブレーキ、タイヤ、ボディ、などなど。。。
ちょっと考えただけで、こんなに部品があります。
それに、私たちが知らないだけで、もっとたくさんの部品から成り立っているのです。
これらの部品を、どうやって作るのか?
作られた部品をどうやって組み立てるのか?
これらの情報はすべて「図面」に記載されています。
モノ作りの作業の時には、この「図面」を参考にして、モノを作っていくのです。
機械や建築の仕事がある→図面を書かなくてはならない→CADを使って製図する。
つまりは、モノを作る仕事がある限り、製図作業(=CAD作業)はなくなることはないのです。
図面を引いたり設計図を作ったりという仕事は現在たくさんあり。
CAD製図の仕事は途切れることなくあるため、一度CADオペレーターになれば、仕事が全くなくなる、ということはありません!
現在、建築系の業界はBIM、機械系はCAEなどの、「3D CAD」への過渡期なのですが。
CADオペレーターの中でも、3D CADができる人は、まだまだ少ないです。
3Dの作り方は、今まで主流だった2Dの図面製図方法とは別なのですが、前提としてCADの知識が必要なので、2D CADを覚えて、3D CADができるようになると、さらに強いです。
CADオペレーターのメリットとは何か?
実際に私が働いてみて、感じたメリットは以下4つです。
- CADオペレーター業界はほとんどが女性
- 細かいところを丁寧に作図していく必要がある
- 一人でできる作業
- 事務や販売よりは若干給与が良い
では、ひとつひとつ見ていきましょう!
CADオペレーター業界はほとんどが女性
実際にモノを設計する「設計業務」についている人は9割が男性なのですが。
CADオペレーターについていえば、ほとんどが女性です。
(まれに男性もいますが、ほとんど女性です)
設計の人から指示を受けて製図業務を行うので、難しい計算ができなくても、作業ができる。
(もちろん、製図ルールを理解する必要はありますが)
〆切までに完成させればいいので、比較的自分で働き方がコントロールできる。
こういう理由で、女性が多いのではないでしょうか?
細かいところを丁寧に作図していく必要がある
一般的に「女性が得意」とされるところの、「細やかな配慮」が必要な作業なので。
細かいところを丁寧に作業していくのが得意な方にはピッタリです。
男性にも得意な人はいるでしょうが、やはり女性のほうが得意な分野なのではないでしょうか?
一人でできる作業
設計指示を基に、作図作業を進めていきますので。
割と一人でできる作業が多いです。
一人で黙々と画面に向かって作業ができる人にはおすすめです!
事務や販売よりは若干給与が良い
一応「技術職」に分類されるので。
一般事務や販売職よりは、若干給料が良いです。
(職場にもよりますが、時給で100~300円くらいは差がある)
なんといっても、4つ目は結構大きいですね(笑)
CADオペレーターに向いている人は?
PC操作ができて、やる気があれば誰でも大丈夫です。
PC作業なので、やはり若い人が有利な部分はどうしてもあります。
が、年齢が高い場合は、若い人にはない部分をプラスアルファすれば、十分武器になります。
マメな人や、受けた指示を忠実に作図に反映できる理解力があればなお良し。
上手に時間配分し、〆切までに納品できれば、一人作業でも大丈夫なので、人間関係が苦手な方でも働きやすいです。
CADオペレーターに転職するなら、ラストチャンスかも?
最初にも書きましたが。
現在、建築系の業界はBIM、機械系はCAEなどの、3D CADへの過渡期です。
3Dがメインになった後、業界がどう転がっていくかは今はまだまだわからないので、CADオペレーターを狙っているなら、もしかしたらラストチャンスになるかもしれないです。
今なら、職業訓練やCADスクールなどで、スキル取得が可能です。
もしちらっとでもCADオペレーターに転職したいなら、今が動くチャンスです!!