就職になる「資格」ですが。
認定資格の場合、CADソフトの指定があります。
当然ですが、ソフトによって操作方法がまちまちのため、しっかり下調べして受験する資格試験を選ばなければ、遠回りになってしまいます。
資格を取る前に、知っておくべき用語を、メモがてら記事にしていきます。
その1は「汎用CADと専用CADについて」です!
汎用CADとは?
CADのソフトは、建築・土木・機械など、どの分野の図面を描くかによって異なります。
そして、その用途によって、「汎用CAD」と「専用CAD」の2種類に分類されます。
それでは、両者の違いを比較してみましょう。
「汎用CAD」とは。
どの分野でも通用する機能を備えたCADのことです。
2D CADでは「AutoCAD(オート キャド)」や「JW CAD(ジェーダブリュー キャド)」が、それにあたります。
「AutoCAD」は3D機能も有しており、かなり万能です。
ただ、その分、有料ソフト(しかもライセンスがめっちゃ高い!)なので、家庭用のパソコンに入れるにはハードルが高いです。
「JW CAD」は、フリーソフトであるため、中小企業や工務店など、小さな会社でよく使われています。
機能面では「AutoCAD」にやや劣るものの、図面を描くには十分な機能を有しています。
専用CADとは?
それに対して、建築や機械、電気など、各分野に特化したのが「専用CAD」です。
簡単にいうと。
建築なら、窓やドア、壁。
電気なら、電線や配管の記号。
機械なら、ボルトやねじ、歯車などの記号。
その分野でしか使わない記号や用途を、あらかじめテンプレートのように盛り込まれているので、
簡単に呼び出して貼り付けたりできます。
「AutoCAD」は汎用CADと言われていますが。
実は、専用CADとしても分類されます。
一口に「AutoCAD」と言っても、実はソフトが細かく別れていて。
建築用の「AutoCAD Architecture」、機械設計用の「AutoCAD Mechanical」、電気制御システム設計用の「AutoCAD Electrical」も提供しています。
また、「AutoCAD」以外にも、
機械専用CAD「CATIA」、
電気設備・空調衛生設備「CADEWA」、「CADWe’ll」、「Tfas」、「Rebro」など。
色々なCADがあります。
メーカーが作成したソフトもありますが。
自社で独自に開発されたオリジナルCADソフトを使っている会社もあります。
オリジナルの場合は、その会社に特化した使いやすいソフトになっていますが、つぶしがきかないのが難点ですね。。。
目指す業界でよく使われているソフトを勉強しよう!
仕事先で必要になるCADはその職種や仕事内容によります。
まずは基本を押さえたいという場合は、汎用CADを使用した資格を目指すと良いですね。
つぶしもききますし!
AutoCADなら間違いないと思います!
もし目指している業界がはっきりしているのなら、専用CADを視野に入れても良いと思います!
未経験でも、専用CADに詳しければ、重宝されること間違いなしです!!
そして、それを証明するのが、資格、というわけですね!!!
目指す業界があるなら、資格取得も含め、キャリアデザインをしっかりしながら、勉強していきましょう!