果たして、鉄と銅はどちらが熱伝導率が高いのか?? 「熱伝導率」について

製図検定(技能検定「機械・プラント製図」)の勉強をするにあたり、実際に調べたことを書いていきます。
技能検定についての詳細は、以下の記事も参照ください。

 

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本日は「熱伝導率」についてです。

 

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熱伝導率とは

熱伝導において、媒質中に温度勾配がある場合にその勾配に沿って運ばれる熱流束の大きさを規定する物理量である。

Wikipediaさんより


……日本語で頼む。


つまりどういうことかというと。


まず「熱伝導率」が何かを知るには、「熱伝導」が何かを知らないといけないわけです。


たとえば、お好み焼き屋さんの鉄板は火にかけると徐々にあったまっていきますが。
火元がはしっこにしかない場合、
火に触れているところから熱くなり、徐々に広がっていきます。

そして、時間がたつと、全体が熱くなリます。



こんな感じに*1


これを「熱伝導」といいます。


そして。


土鍋とフライパンでは熱くなる時間が違ったりします。
これが「熱伝導率」の違いです。*2


つまり、 熱伝導率が高く熱をよく伝える材料と、熱伝導率が低く熱を伝えにくい材料がある、ということです。

 

主な熱伝導率一覧

熱伝導率 K [W/mK] は厚さ1mの板の両端に1℃の温度差がある時、その板の1㎡を通して、1秒間に流れる熱量をいいます。

一般的に熱伝導率は、気体、液体、固体の順に大きくなります。

主な熱伝導率 K[W/mK]

水=0.582(10℃)
氷=2.2(0℃)

鉄=83.5(0℃)
アルミニウム=236(0°C)
銅=403(0℃)

 

つまり、鉄と銅はどちらが熱伝導率が高いかと言うと


温度によって変わるけど、同じ金属でも

鉄<アルミ<銅

の順で、 熱伝導率は大きくなっていく、ってことですね。


詳細な熱伝導率は↓など参照ください。


(参考)→熱伝導率一覧1 – WIKITECH

 

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*1:飯テロ(笑)

*2:正確には、材質の熱伝導率や比熱が関係している、とのこと。